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写真集「Anonym〈匿名者〉1971」
2016年8月31日発行
ISBN 978-4-7791-2255-2 C0072
発行所:株式会社 彩流社
定価:3,500円
「1960年、安保闘争のために東京の大学を選んだ」 と山下から聞いたことがあります。
大きな時代のうねりの中で彼がどう過ごしたのか。 深い傷を残したことは確かです。
社会、人、家族、自身との葛藤の時代を経て、1971年のヨーロッパ。
何故、初めてのヨーロッパで 「ひと」 を撮影対象にしたのか当時は分かりませんでしたが、今見ると透けて見えます。
人々への眼差し、距離感が。 古さを感じさせないのは、時代を超えた共感がそこにあり、今の時代にこそ求められるものがあるからかもしれません。
死は生の履歴をあぶり出す。
写真集として記録に残すことで、見る方それぞれのアノニムを感じていただけたら幸いです。
山下 真帆 「あとがき」より
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写真集「花のかけら」
街を徘徊し東京西郊、多摩丘陵のはずれにある谷戸の住みかにたどり着く。
20年ほど移ろうや谷戸の表情を眺めて過ごしただろうか。 ひそやかに息づいているわずかな自然を除いては、なじんだ木々や花々も多くは亡んでしまった。
さすらう街の姿も時の流れに埋もれ、記憶に残るものも日々溶け出し消え失せていくようだ。
朽ちていく置き去りにされた光景のなかでおぼろげに漂うひとの匂い、花の匂いににたちつくす。
(写真集より・一部抜粋)
価格:¥3800(税別)
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